●写真集の詳細、書評などはこちらをご覧ください。↓

横木安良夫写真集 「あの日の彼 あの日の彼女」

Teach Your Children 1967−1975

文 角田光代 (書き下ろしショートストーリー  「あの日の彼 あの日の彼女」 )

A4変形(21x24.5cm)  352ページ 定価 本体3800円+税  出版社 株式会社 ASCOM  tel.03-3239-5371

http://www.ascom-inc.jp/ 

↓以下写真集関連のサイトです。



2007年1月19日〜3月3日まで、ギャラリー・オーチャード、アート・フォト、サイト名古屋の巡回展

●渋谷パルコの写真展は終了しました。

★2006年12月1日(金)〜12月13日 渋谷パルコPart1 B1 ロゴスギャラリー

写真展 T E A C H Y O U R C H I L D R E N 1 9 6 7 - 1 9 7 5

あの日の彼 あの日の彼女」

12月1日(金)〜12月13日(水) a m 1 0 : 0 0 〜 p m 9 : 0 0 年 中 無 休

写真集 オリジナル版 3800円+税

写真集豪華版(スリップケース、オリジナルプリント・デジタルアーカイヴァルプリント入り 限定セット)予価15000円

銀塩プリント(ニュープリント)  

その他、1971年にプリントしたビンテージプリント展示します。

●写真展期間中、トークショー(トークwith横木安良夫)をしました。

12月4日(月) pm7−8  田中長徳 氏(写真家)

12月5日(火) pm7-8時  藤代冥砂 氏(写真家)

12月6日(水) pm7−8  ハービー山口 氏(写真家)

12月9日(土) pm6時半ー7時半  安珠 氏(写真家)

12月11日(月) pm6時半ー7時半  角田光代 氏(小説家)

●特装版写真集の販売


写真集 「あの日の彼 あの日の彼女」 TEACH YOUR CHILDREN 1967−1975 について

の写真集は、1967年(昭和42年)から1975年(昭和50年)の間、僕が18歳から26歳まで、

すなわち26歳でプロデビューする以前の写真で構成されています。

当然誰かに依頼されたものではなく気のおもむくまま撮っています。

それは、コンセプトやテーマではくくれない、もっと自発的、感覚的、そして偶発的な方法です。

当時、僕の好きな写真家はロバート・フランクとリー・フリード・ランダー、高梨豊でした。

当時、若い写真家は総じてコンポラ写真というジャンルにくみ込まれていました。

それは、アメリカ、ニューヨーク、モーマ(NY近代美術館)が、アートのような写真ということではなく、

写真そのものをアートとして評価する運動で、コンテンポラリー・フォトグラフィーと

新しいウエーブを呼んだのです。当然、コンテンポラリー・アートという意味での写真です。

それを日本的に、解釈し、当時の若いカメラマンのそれまでとは違った表現をひっくるめて、

コンポラと言ったのです。それは主に、カメラ毎日の編集者、山岸章二が呼んだのかもしれません。

たいてい横位置で、水平線は傾いています。あまり踏み込まず、少し引いて撮っています。

それまでの、対象にぐっと切り込むこととは逆の写真です。

踏み込みがたりないというかそんなこと否定しした写真でした。その視点は当然僕にもあります。

しかし僕はそういう様式的なスタイルに反発もありました。

一定した距離感には、興味がありません。それより僕は「距離の伸縮」のほうがテーマでした。

僕にとって、コンポラの代表格は田中長徳です。

他に同級生の準太陽賞を取った非コンポラ写真家、高木松寿の影響も強くうけています。

もちろん1972年からアシスタントをしていたので、師匠の影響もかなりうけました。

ただ、それはプロ写真家としてであり、根本の写真についてはさほど影響は受けてないと思います。

僕は、1975年に商業写真家になり、どっぷり仕事をしました。それはアートではなく、

ポップアートの時代、マスメディア時代のアートとしての仕事でした。

当時、商業写真=ビジネス ではありません。それこそがアートの時代だったのです。

それは、1960年代から1980年ぐらいまで続きます。

僕の転換期は、1985年に訪れます。

それは、京王プラザ1Fにあった、旧ニコンサロンでの写真展です。

タイトルは「Day by Day」です。1967年から1985年までのモノクロ写真を、38点、

プリントし展示しました。

今回の写真集は、そのなかから1967−1975年に限定して、再度コンタクトプリントを見直し、

約8割は、一度もセレクトしたことがなかったものです。



以下、写真集「あの日の彼、あの日の彼女」関連の資料です。

2006年春 写真展 TEACH YOUR CHILDREN 1967-1975 東京 京都

2006年1月と3月に、同名の写真展を開催しました。

●東京目黒 アート・フォト・サイト・ギャラリー

●京都 京都ギャラリー


1972年 カメラ毎日 アルバム72

これは「TEACH YOUR CHILDREN 1967−1975」の核となる写真です。

★1972年 カメラ毎日 アルバム72    初めて雑誌に発表した写真「Hellow Good−bye」


1973年 アサヒカメラ 「Party」

★1973年アシスタント中にアサヒカメラでも4ページ掲載された。

「Party」というタイトルだ。東名海老名でサーキット族を撮った写真、写真集にも載っている。


1985年 新宿ニコンサロン 「Day by Day」

京王プラザ1Fにあった、旧新宿ニコンサロン 

商業写真をどっぷり撮っていて、やはり自分の写真は何かと問いかけたとき、

この一連の写真こそが自分の写真だと再確認した写真展。

写真は1967−1985年までの写真。モノクロ38点


1986年 フランス「ZOOM』誌  130号 JAPAN2

1985年、「Day by Day」写真展終了直後、フランスズームの編集長とアートディレクターが

事務所にやってきた。僕の写真を見て、その場でZoom Japan2特集に

10ページ取り上げたいといった。その決めるまでのスピード、大体のレイアウトまで書いてくれた。

ああ、二人いればすぐになんでも決められるんだと感動した。

その号には、荒木経惟、大阪寛、星野小麿、久留幸子、坂田栄一郎、等が紹介されていたが、

スナップ写真は僕だけだった。


2005年 アサヒカメラ「TEACH YOUR CHILDREN」

2005年、9月号 「Teach Your Children」 翌年の同名写真展のために、アサヒカメラで紹介した写真。モノクロ10ページ。

初めて、デジタル原稿で入稿した。


2006年 日本カメラ「TEACH YOUR CHILDREN 2」

2000年からクルマ雑誌NAVIで連載していた写真を、同じタイトルで発表した。カラー10P


2006年 日本カメラ 「TEACH YOUR CHILDREN 1967-1975」 あの日の彼 あの日の彼女

2007年1月号 モノクロ10ページ


Gallery representation for Alao Yokogi : Blitz International

154-0064 Blitz−House 6-20-29 Shimomeguro Meguro-ku Tokyo Japan

e-mail phone. 813-3714-0552


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